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IR誘致決定か

  • 2018年06月22日

 道議会の代表格質問が始まりました。

 様々な課題について各会派が質問をし、知事の見解を求めましたが知事の答弁で気になることが有りました。

 通常国会でIR(カジノ)法案が可決しそうな状況から、道内で3地域が手を上げているIR誘致について、知事として誘致すると判断するのか、判断した場合3地域(苫小牧市、留寿都村、釧路市)の何処に絞るのか、本会議でも各会派から追求されました。

 これに対し、知事は、「北海道らしいIRを」と答弁、この答弁を推し量ると、既に北海道がIRを誘致することを知事として判断したと言う事になります。

 今まで、前向きな姿勢を貫きつつもはっきりとした答弁をせず「地方創生に大きく寄与するけれど、ギャンブル依存症の問題も大きい、国の動向を注視したい。」と直接的な判断を曖昧にしてきましたが、ここに来て、誘致に舵を切った事を鮮明にしたものと思います。

 この3地域についてIR効果を試算した結果、後背地に大都市である札幌市が控えている苫小牧市が断然有利、来場客が推定627万人~869万人、売上高が892億円~1,562万円となっています。

 しかし、その実情は、日本人客が8割を占めることも試算されています。

 カジノについては、このブログでも多くの問題をはらんでいることを指摘して来ましたし、今般、道新によるカジノ誘致に対する会派の考えについてのアンケート調査が有り、会派として「反対」するとお答えしました。

 知事は、道の責任者として道民や地域の意見の聴取を後回しにして誘致の判断をした以上、道民への説明責任を果たさなければなりませんし、負の問題、さらに青少年への影響、反社会的勢力の介入などへの対処について知事に問うていかなければなりません。

 知事は逃げること無く正面から答えていただきたいものと思います。


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