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HACの再子会社化

  • 2014年10月30日

 HACの再子会社化が実現し、来年4月から日航の子会社として再出発します。

 09年9月に日航がHACの経営から撤退して5年後の再子会社化となりますが、この間、同年12月に道がHAC存続を決め、翌年1月に日航が破綻、さらに、翌年3月に道が筆頭株主となって新生HACに移行、拠点を新千歳空港から丘珠空港へ移してまもなく奥尻島での重大インシデントを起こし、乗客は低迷、加えて機材の故障が原因の欠航や冬期間の天候が原因の欠航が続き、経営は低空飛行を続け、道からの資金援助などを行いましたが、「焼け石に水」で会社経営の抜本的見直しが必至となり、外部の「あずさ監査機構」に経営診断を委託、路線の見直しによる機材の安定化やコスト削減などを図り、やっと軌道に乗り始めたところでの再子会社化です。

 道は再子会社化にあたり、日航の植木社長とは既存の航空路線を維持することを約束したようですが、民間会社である日航が不採算路線を見直すことも想定されます。

 HACの運営に関して、これまでニホンエアーコミューターなどに委託をすることなどを提言しましたが、道の関わりを担保して路線の確保をすることは、広域点在型の北海道において医師の派遣や離島の生活を維持することなどに欠くことの出来ないものです。

 また、北海道新幹線の効果を全道に広げるためにも、函館空港を起点とする路線の拡大は重要です。

 子会社化がどのような軌跡を辿るのか、これからも注視していかなければなりません。


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