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GO TOイート

  • 2020年09月13日

 GO TOトラベルの次のキャンペーンである「GO TOイート」が今月から始まろうとしています。

 政府の予算額は約2,003億円、このうち委託費の上限額がが469億円、プレミアム食事券に767億円、オンライン飲食予約に767億円を措置しています。

 既に33府県が先行して1次スタートすることになっていますが、この中に北海道は含まれておりません。

 コロナ専門家分科会では、これまでに流行状況を「感染散発」、「感染漸増」、「感染急増」、「感染爆発」の4つの段階をステージⅠ~Ⅳとして分類しており、ステージⅠ及びステージⅡに相当すると判断される地域で実施することを基本とすると政府に提言、その通りに運用されますが、北海道はこのうちのステージⅠに該当すると判断されています。 そうであれば、1次グループに入っても良さそうなものですが、残念ながらそうはなっていません。

 この制度は、食事券発行事業者やオンライン飲食予約サイト事業者、実績確認事業者などが農水省と直接契約を結ぶ制度となっておりますが、北海道は公募締め切りの8月7日までにこれらの事業者が決定しておらず、体制が整っていませんでした。

 多くの県では、商業関連の組織である商工会議所や商工会がJR本社(北海道ではJR北海道)や大手旅行エージェント、コンビニなどと共同事業体を設立して食事券発行事業者等になっていますが、北海道の場合179市町村を全てカバーして対応できる事業体の設置が間に合いませんでした。

 しかしこの度、やっと事業体の設置のめどがついたことから、遅ればせながら第2次として農水省に申請を行うことになりました。

 これから、農水省の審査を受けて委託契約を結び、食事券などを印刷して事業開始へと進みますが、既に9月も中旬となりましたから、北海道で実施されるのは10月以降となるでしょう。

 ちなみに、食事券は購入額の25%分が上乗せとなり、例えば1セット1万円で1万2,500円分の食事券が購入でき、1回の購入は2万円までで予算が消化されるまで何回でも購入できます。

 また、オンライン飲食予約は、期間中に飲食店を予約した消費者に対し、次回以降に飲食店で使用できるポイントを付与し、昼食時間帯は500円分を、夕食時間帯は1,000円分のポイントを付与し、1回の予約あたり10人分(最大1万円)のポイントが付与されます。

 しかし、過疎地などでは近隣に飲食店が無いところもあり、制度を享受することが出来ないという不公平が生じることや、オンライン飲食予約では、食事会の幹事が予約のポイントを全てゲット出来る他、次回以降にポイントで食事すれば、次に使用できるポイントが付与されます。

 と言うことは、夜に1,000円で定食などを飲食すれば、次回以降、制度が終了する3月末まで1,000円分の食事がずーっと無料で飲食できるという不備も想定されます。

 始まってから「制度がおかしい」ということにならないよう万全を期してほしいものだと思います。


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