背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

12月解散?

  • 2016年09月14日

 参議院選挙が終わり、民進党の代表選に話題が移っていますが、巷では衆議院選挙の話もチラホラ。

 どうやら、12月に安倍晋三の選挙区である山口県に、ロシアのプーチンを迎えて首脳会談を行い、北方領土返還が日本の思惑に近づいた成果となった場合、衆議院の解散を打つのではないか? との根拠らしいのですが、どうでしょう。

 それともう一つ、この間、安倍晋三は就任以来12月に2回の衆議院選挙を行っていますから、次の衆議院選挙も12月では無いかという、まことしやかな話も有ります。

 いずれにしても、解散にはそれなりの勝算が無くてはなりません。

 「どじょう宰相」と自らを称していた野田元総理のように、国民に負担を強いる消費税増税を掲げ、全く勝算も無い中、党首討論で安倍晋三の挑発にまんまと載せられて解散した稚拙な総理では無く、どす黒いほど狡猾な安倍晋三ともなれば、まさしく国民に大きなアピールをした後に解散するというシナリオを書いているのかも知れません。

 ところで、そのプーチンとの首脳会談で、果たして北方領土は動くのでしょうか。

 「新しいアプローチ」という言葉で、経済協力8項目を提示し、何とか金で事態を打開したいと思っているのでしょうが、外交に長けている(長けていないのは日本だけ?)ロシア、そしてプーチンがそんなことで大事なカードを切るとは思えません。

 今や、アジアの覇権を実質上リードしている中国、そして経済軸を南に移し始め、日本との経済関係を強化して米国に一泡吹かせたいロシア。

 オバマ大統領の忠告を無視し、急速にロシアとの接近を試みる安倍晋三は、就任時の最優先課題で有った拉致問題にも決着を付けることが出来ず、南シナ海問題では肝心のフィリピンだけでは無く、タイやラオス、カンボジアなどからも仲裁裁判所の海洋法遵守の同意を得ることが出来ず、東シナ海では、相変わらず中国と角を突き合わせ、韓国との融和もままなりません。

 今までの首相の中で一番外遊をしていると「地球儀外交」を自慢していますが、外交で金はばらまきますが、実を取った事はありません。

 そんな外交下手な日本、外交の基軸が無くその場対応の安倍晋三が、百戦錬磨のプーチンに対抗できるとは到底思えません。

 そうなると、山口県での会談の結果を待たずしても、12月の衆議院選挙は無いと思うのですが、いかがでしょうか。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.