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高齢者は邪魔者か(ブログ3151)

  • 2023年02月27日

 イエール大学のアシスタントプロフェッサー(助教)である成田悠輔氏が、ひろゆき氏とのユーチューブ対談番組で、小学校の生徒20人と対談するという企画の中で、<小学生の一人が、「成田さんはよく『老人は自害しろ』と言っているじゃないですか。老人は実際退散した方がいいと思うんですよ日本から。老人が自動でいなくなるシステムをつくるとしたらどうやってつくりますか?」という問いに、「自分は高齢者に自決を要求したのでは無いが、切腹が社会保障改革の最短経路と言ったことはある。老人が自動でいなくなるシステムはありうる未来だ。」と述べ、一定の年齢に達した高齢者の命が奪われるいくつかの映画作品の設定に言及したのちに、「それが良いと思うならそういう社会を作るよう頑張ればいい。」と伝えた動画が配信されました。>このことは、高齢者の大量殺人にも結びつくことからイエール大学でも問題となり、ネットでこの動画を見た方々からも批判の声が上がっています。

 しかし手法は違いますが、そのことがジワジワと政府によって遂行されています。

 後期高齢者(75歳以上)の介護保険利用に関わる自己負担の増額、後期高齢者健康保険料の引き上げ、年金の支給率引き下げなど、実質的に政府は高齢者の社会保障が目の上のたんこぶのように邪魔になってきたようで、「介護も病気も金が無ければ受けるな、年金は我慢しろ、高齢になると公金の支出がかさむから、早くあの世に行ってくれ」と言わんばかりです。

 この小学生のように、孫から、老人は消えてくれと言われた「ジイジ・バアバ」達はどういう気持ちになるでしょうか。そして国もそのことを密かに願っているような政策を実施しようとしています。

 「人生100歳時代」は生きていることが針のむしろのような時代なのでしょうか。

 いや、決してそのような時代にしてはいけません。邪魔な人間などいないのです。

 全ての年代の国民が笑顔で過ごすことの出来る、そんな時代をつくるように努力する子供達になるように大人が導かなければなりません。


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