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馬鹿な大将

  • 2021年08月28日

 敵を知ることが鉄則であることはいうまでもないことです。

 しかし、楽観主義者である我が国の大将は、敵のことを知る専門家を信じないばかりか疎ましくさえ思っているようです。

 感染が始まった当初、多くの専門家が感染の実態をつかむために広範なPCR検査を実施すべきとの声は、聞き置く程度で取り上げずじまいでした。

 また、重傷患者用の早期の病床確保と医療のマンパワー確保の必要性を求められても、1年半もなおざりにし医療は逼迫、無症状者や軽症者用の宿泊療養施設も十分に確保せず、ついには重症者以外は入院させずに自宅療養をせよと国民を見捨て、野戦病院のような臨時医療機関の設置を求められても、酸素ステーションで事足りるとばかりに後ろ向き。

 専門家の多様な分析を無視し、有効な手段も後手後手となった結果、感染者は自宅で死を待つばかりとなっています。

 尾身会長も、さすがにサジを投げたのか「私ども専門家より、(政府は)やや楽観的な状況分析をされてきたようだ。」と発言しました。

 敵を知らない、知ろうともしない医療の素人が、敵を知り先手の戦略を進言している参謀の意見を受け入れない。

 これでは、敗戦は明らかではないでしょうか。

 「明かりはハッキリ見えている」?、何処に明かりがあるのでしょう。国民は先が見えない真っ暗闇で、右往左往しています。

 「馬鹿な大将、敵より怖い」とはよく言ったものです。


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