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飲酒運転根絶の日

  • 2019年07月14日

 昨日、7月13日は「飲酒運転根絶の日」で、各地で飲酒運転根絶のキャンペーンが行われましたし、札幌でもファクトリーの広場で「令和元年・北海道飲酒運転根絶の日~総決起集会~」が開催されました。

 この「飲酒運転根絶の日」は、2014年の小樽ドリームビーチ近くの市道で、海水浴帰りの女性4人が飲酒運転のRV車にひき逃げされ、3人が死亡1人が重症を負った事故、そして、2015年には砂川市で飲酒後に公道レースで暴走し車に衝突、一家5人のうち4人死亡1人重傷という重大飲酒運転事故が続いたことから、道内における飲酒運転を根絶しようと道議会が発議し制定した条例に、重大事故を忘れないようにと事故のあった日を「北海道飲酒運転根絶の日」に定めたことから始まり、今年で3年目となりました。

 この条例は、道と道民そして飲食関係事業所や貨客輸送関連のプロドライバーを雇用している事業所、その他、業務で自動車などを必要とする事業所などがそれぞれ連携をして事故を防ぐことを中核に据え、基本コンセプトを「飲酒運転をしない、させない、見逃さない」として広く啓発を行うこととしています。

 プロの運転手は、乗車前に事業所内で呼気の中にアルコールが残っていないかをチェックし、基準以下でなければ運転させないなど、実効を伴う取り組みを進めていますが、一般の道民まではなかなか浸透せず、現実の問題として飲酒運転の事故による死傷者はこの3年間でも横ばい状態です。

 飲酒運転による事故の加害者は、一生その十字架を背負っていかなければならず、飲酒をさせた飲食店や一緒に酒を進めたり同乗した方々も重大な過失を負うことになります。

 なにより、尊い人命を失った家族や事故による後遺症、そしていつまでもフラッシュバックのようによみがえるトラウマを抱えた被害者は、加害者によって人生を大きく変えられてしまうことになります。

 少し古い標語になりますが、「飲むなら乗るな、乗るなら飲むな」を徹底し、ほんの軽い気持ちという心の隙を作らないようにしなければなりません。


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