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領土返還はどうなった

  • 2019年12月02日

 今年も東京で「北方領土返還要求中央アピール」が行われました。

 今年は日比谷野外音楽堂をメイン会場にて結団式が行われ、銀座まで行進。

 北海道議会からも北方領土対策特別委員会の所属議員が参加しました。

 さて、今年のアピール行動は昨年とちょっと違うようです。

 昨年、私が参加した時のことは「ブログ1693」に掲載していますが、集会には、隣接地域である根室市、別海町、標津町、中標津町、羅臼町の関係者は勿論、元島民の方々、そして、全国47都道府県の北方領土返還活動団体などが多くの関係者が参集し、まず石垣根室市長の挨拶、来賓を代表して宮腰内閣府北方対策特命大臣、高橋はるみ知事などが挨拶、その後、都内でアピール行進を行いました。

 時あたかも、アルゼンチンでG20が開催されている期間と重なり、このG20で日ロ首脳会談がセットされているというタイミングと重なりました。

 この時に、安倍晋三氏が1956年の日ソ共同宣言(日ソ両国は引き続き平和条約締結交渉を行い、条約締結後にソ連は日本へ歯舞群島@と色丹島を譲渡するという内容)を基にした交渉を進めると発言したため、集会や行進でのアピールも、主催者の意向で「北方4島返還」や「島を返せ」という言葉が封印され、「平和条約を締結しよう」、「国民の声を盛り上げよう」などというトーンがかなり落ちたものとなってしまいました。

 しかし、「ウラジミール」、「シンゾウ」の20数回に及ぶ会談の結果、北方領土は1ミリも前に進まず、北方領土返還運動を行っている多くの国民に失望を与えました。

 1年後の今年は、原点に戻って今まで通りの「日本固有の領土」や「4島一括変換」などが解禁されたようです。

 安倍晋三氏は、北方領土返還要求に関係する元島民や遺族の方々に合わせる顔はないでしょう。

 何をやっても、ことごとく結果の出ない安倍晋三氏、最近は北方領土問題に全く興味が無くなったのか、言葉にも出てきません。

 何でもやりかけては途中で放り出す、幼稚な性格の安倍シンゾー君の面目躍如というところでしょうか。


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