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道南の大雨被害

  • 2013年08月22日

17日から18日にかけて、道南地域を襲った集中豪雨は、記録的な雨量となり、道南地域に大きな被害を及ぼしました。
民主党第8区総支部では「道南地域集中豪雨対策本部」を設置し、被災状況を把握するべく、今日、八雲・落部・森の各地域を視察しました。
八雲では、八雲町熱田の熱田川が氾濫しJR函館本線の線路の砂利が流出して貨物列車が脱線する事故が起こりましたが、現場は、国道5号線のオーバーパスとJR函館本線が交差する真下を、幅1.9m高さ1.5mのコンクリート製の地下水路で熱田川からの水を流していますが、大雨による増水を飲み込むことが出来ず河川水が大量に流出し、付近を走るJR函館本線の砂利を押し流し、通過した貨物列車が脱線したもので、この地下水路は国道下は開建が、線路下はJR北海道が敷設していますが、大雨などで増水したらまた同じようなことが起こることは素人でも容易に想定ができるほどの規模でしかなく、現に、3年前にも同じように砂利が流出した経験を持っていることから、今後の対処は、抜本的には水路の大型化、応急的には迂回水路の建設が急務であることを実感しました。
また、落部漁港、及びその周辺の外海には、落部川の増水によって山間部から大量の樹木等が押し流され、浮かんで見えるものについては漁協で回収していましたが、周囲数mの巨木も見受けられ、その流れのすさまじさを感じました。
流されたのが生木であることから、海底に沈んでいる量も把握することが出来ず、今のところ、ホタテの養殖などには影響がないと思われますが、今後、浮上してきた時に漁船のスクリュウなどに絡まるおそれもあります。
また、落部川の中流部も視察しましたが、まだまだ、倒れた木々が散乱しており、今後の大雨や台風などで、さらに下流そして海へ流れ込むおそれがあり、予断を許さない状況でした。
森町、白川地区の農道(1,160m)では、アスファルトに40cmほどの段差が出来、また、幅1m位の陥没が40~50m続き、さらに波を打ったようにうねっている状況となっていました。
水兼道路(水路と農道を兼ねている道路)の上を流れる水の勢いが、アスファルトを飴のようにしてしまったかのようでした。
いずれにしても、大きな災害をもたらした大雨被害の早急な対処を道や国に申し入れることにしました。


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