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道と地方の乖離

  • 2008年06月28日

6月27日の第2会定例会の会期最終日、前日の「道州制・地方分権改革等推進調査特別委員会」に付託されました「支庁制度改革に関わる条例」の審議は午後10時まで行われ、引き続き27日の午前10時から28日の午前2時30分まで断続的に行われました。
私たちが質問すればするほど、環境が整っていない中での拙速な条例案であると確信するに至ります。
道民の多くが、なぜ今という疑問を抱き、道議会においても、地域との協議、地域理解の大切さや手続きの不備を指摘する質問が全会派の議員から相次いでいるにもかかわらず、今、この条例の可否を判断することは議会としても地域の信頼を失うことにつながるのではと危惧します。
私たちは、支庁を、基礎自治体が体力を付け地域主権の行政が推進されるまでの過渡的組織と認識しています。
しかし、今はどの自治体も体力が疲弊しています。
したがって、今こそ支庁は各自治体を強力にサポートし、住民と協働して地域再生に向かうべきです。
自民党は、自ら地域の声を十分聞くべきだと主張しながら、知事を支える立場だということで地域の疲弊を誘う支庁改革に賛成し、公明党は道議会の80~90%の賛成がなければ可決すべきではないと主張しながら半分の自民党に荷担するという、舌が何枚もあるような判断をしました。
道民に何と説明するのでしょう。
午前4時50分本会議が終了しました。
道と地方の乖離がこれ以上広がらないことを願います。


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