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進まぬ受動喫煙防止条例

  • 2018年04月05日

 道議会議員全員が参加している「ガン対策北海道議会議員の会」が役員会を開き、懸案となっている「北海道受動喫煙防止条例」について、国の健康増進法改正を踏まえて条例案を修正するか、新たに「憲章」を策定するかを検討することになりました。

 我が会派はこれまで、受動喫煙を防止することと併せて、喫煙される方への理解も含めた内容を検討して来ましたが、道議会自民党が一方的に条例制定について意義を申し立て、議会での議論は頓挫したままとなっています。

 道議会自民党は、飲食店などは「喫煙可」または「禁煙」という札を出せば事足りるという論理から一歩も出ようとしません。

 受動喫煙の弊害は厚労省のデーターでも明らかで、先日のNHKTV「あさいち」という番組では、喫煙室から出た時も煙が漏れる映像や、喫煙後約45分間もの間、喫煙者の吐く息から有害物質が排出され続け、周りの子どもや非喫煙者がその被害に晒されることも放送されました。

 茨城県では、1日から職員に対し喫煙後45分間は密室であるエレベーターの使用を禁じることにし、庁舎外の喫煙所での喫煙は昼休みのみと規定しました。

 また、東京都では都内においてマイカー内でも自宅でも側に子どもがいる時は禁煙とするという条例を可決しました。

 やり過ぎもどうかとと思いますが、喫煙者は煙草を吸うことで自分の周りに有害物質をまき散らしていることを自覚すべきと思います

 茨城県の議会庁舎はどうなっているのか調査してはいませんが、道議会議員の喫煙者は排煙設備が有る喫煙ルームで吸うことになっています。しかし、ただ自民党会派だけがルールを守らず堂々と控え室内でフリースモークを謳歌しています。

 議会の半数を占める第1会派の議員が、まさしく治外法権のように他会派からの注意にも耳を貸しません。

 このような会派の方が「ガン対策北海道議会議員の会」の代表や、「受動喫煙防止条例検討協議会」の座長をやっているのですから、「推して知るべし」です。

 子どもではないのですから、まずは、自らルールを守ることから始めてほしいと思います。


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