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迷走する国民民主党

  • 2019年07月31日

 国民民主党は一体どこに向かおうとしているのでしょうか。

 玉木代表は「私は生まれ変わった」と発言し、憲法改定に向けてシフトすることを示唆したり、今度は、国民民主党所属の参議院議員達が維新の党と統一会派を組む動きを始めたり、参議院選挙が終わったばかりなのに右往左往しているのが実に情けなく、国民に対し野党のばらばら感を一人演出しているように思えます。

 選挙後安倍晋三氏が、「国民民主党の中には憲法議論に理解を示している議員もいる。」、
「これらの方々の協力で、三分の二はクリアーできる。」などと発言していますが、その自信ありげな言葉の裏には、静岡選挙区で国民民主党から立候補した「榛葉賀津也参院幹事長」に菅義偉氏が公然とテコ入れを行い、それを受けて地元の経済界が榛葉氏を支援、その結果、立件民主党の候補に14万票の大差をつけて当選したことがあるようです。

 榛葉氏は国民民主党の参院幹事長や国対委員長を歴任した重鎮で、この榛葉氏に大きな貸しをつくったことから、国民民主党が榛葉氏を中心とした参院での自民党の補完勢力になりかねないことになります。

 思い起こすのは、2年前の衆議院解散時に民進党の前原誠司代表が小池百合子東京都知事と密かに結託し、民進党を解党し「希望の党」を結成した時のことです。

 この時、希望の党は民進党の重鎮を排除し、自民党に近づき自らの政策を実現しようとしましたが、枝野氏による立件民主党の結党、希望の党の瓦解、細野豪志氏などは現在自民党に籍を置いています。

 当時、希望の党に残った参議院議員を中心に新党である国民民主党を結成しました。

 この時には、国民民主党に残った参議院議員の皆さんは、次期参議院選挙(今年の7月に執行された)までは国民民主党だが、その後は立憲民主党に合流すると話していましたが、その方々は時の経過と共に、そんな話は無かったかのように行動しています。

 国民民主党は、その結党の経過を改めて振り返り、間違いのない判断で党の運営をしてほしいものだと思います。


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