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辞職の筋書き

  • 2020年12月23日

 吉川貴盛衆議院議員が、大島理森衆議院議長あてに辞表を提出し受理されました。

 安倍政権時にUR機構から大臣室で現金を受け取っていたことが明るみに出た途端に睡眠障害で入院、それこそほとぼりが冷めた頃に退院しながら国民への説明責任も果たさずのうのうとしている甘利明氏とはだいぶ違う流れです。

 良心の呵責に耐えられなかったのか、党幹部に「このままでは持たないかもしれない」と、ずいぶん弱気な発言をされていたようですが、このままでは菅政権に影響がでると官邸が判断した可能性も否定できません。

 「このままでは持たないかもしれない」とは、既に検察の事情徴収が何度か行われ、これ以上追及されたら隠し通せる自信が無いということを意味し、その点、今の吉川氏は、甘利氏や安倍氏のように「嘘」を重ねることが出来ないという精神状態に置かれているのだと思います。

 そのことを見切った官邸が、汚職が事実だったとしても議員で無ければ政権に傷がつかないとと判断し、官邸側から議員辞職を促したのかもしれません。

 何せ、官邸には警察や検察に隠然と力のある杉田官房副長官がいますし、吉川氏が検察から事情徴収を受けていたとすれば、その内容は逐一杉田氏に報告されていたはずです。

 政治では仮定の話はタブーとされていますが、これまで官房長官だった菅氏の手法を考えると、この話は一番納得のいく筋書きに思えます。


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