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超大規模なIR施設

  • 2019年03月22日

 IR(カジノ)誘致については、高橋はるみ知事による意図的な選考によって就任した有識者会議メンバーが「最適地は苫小牧」という結論を導きだし、高橋知事の後継候補が当選すればそのように進むことでしょう。

 しかし、ここに大きな壁が表れました。

 政府は、今月中にもIRの中核施設の要件を定めた整備法施行令案を閣議決定します。

 それによると、①ホテル施設の総床面積は10万㎡、客室数2,500室(既存の大規模ホテルの平均部屋数1,500室)、②展示場の総床面積は12万㎡以上(最大規模の東京ビッグサイトは9万5,000㎡)、③最大会議室の収容人員6,000人以上(最大規模の東京国際フォーラムとパシフィコ横浜が5,000人収容)とのこと。

 札幌の最大部屋数のホテルはアパホテル&リゾートで約900室、札幌コンベンションセンターは床面積2,600㎡で収容人員は3,000名となっています。

 政府は国際競争力の高い施設とするため、要件を満たさない場合は認可しないとされていますが、果たして積雪寒冷の北海道でこの規模のIRが必要なのか?また、苫小牧で2,500室のホテルがペイするのでしょうか。

 さてさて、それでも手を挙げ続けるのか、勇気ある撤退を選択するのか。

 北海道の観光は美味しい食と自然や温泉などであり、これをブラッシュアップすれば、十分に世界からお客さんが呼べると思います。

 高橋知事の後継候補はどのように判断するのでしょうか。


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