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臨時国会

  • 2015年11月13日

 臨時国家会を開かない代わりに開催した衆参の予算委員会。

 お茶を濁すように開かれた委員会だけに、全くの生煮え状態のやり取りでした。

 問題が多岐にわたっても質問時間に限りがあり、質問内容もあちこちに飛びすぎたために焦点が定まらず、入院していたために時間が取れ、朝から視聴していた私にとっては全くの消化不良の予算委員会でした。

 特に「TPP問題」は、情報が出てくる度に「ええっ」と思えることが多くありましたが、これも甘利担当大臣と安倍晋三によって押し切られた感が強く、「もんじゅ」もこれだけ行き詰まっていながら明快な方針を引き出すことが出来ませんでした。

 「1億総活躍」も今までと何が違うのかの追求が甘く、「辺野古問題」に至っては国が国に行政不服審査を申し入れる他、久辺三区への交付金直接支出など、法の趣旨を全く無視した所業にくさびが打てなかった野党の追及の甘さと、「時間が無かった。だから臨時国会を開くべき」という言い訳は、私には聞きづらかっただけでした。

 無論、憲法第53条に規定されている臨時国会の開催要求を無視した与党と自・公両党は断罪されるべきですが、二日間という限られた時間の中での野党の戦略の無さは残念としか思えません。

 年内に臨時国会が開かれないことを前提に、今の段階においてどの問題が与党にとって致命傷になるのかを見定め、深掘りすれば活路が見いだせたのかも知れませんが、質問が総花的では、表面をなぞって終わることは明らかです。

 年内は望むことが出来ませんが、参議院選挙に効果的に結びつける通常国会での成果を期待したいと思います。


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