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脱原発論

  • 2013年02月10日

先般、羽田空港内の搭乗口近くのブックセンターで、小林よしのり著「脱原発論」という本を購入しました。
小林よしのり氏は、「東大一直線」や「おぼっちゃまくん」などのギャグ漫画を書かれた方で、その後は「ゴーマニズム宣言」「天皇論」「国防論」「沖縄論」などの著者として、また、保守の論客として様々な話題を投げかけてくれる方ですが、これまで、その著書を読んだことはありませんでした。
この保守の論客が、「脱原発」ということについてどのような認識を持たれているのか興味がを持ち、本を読み始めました。
これまで、脱原発は左翼的な活動と思われがちでしたが、週刊金曜日などでは右翼の重鎮が反原発の活動を行っているルポなどを掲載、その中では「日本という国を守るということは、故郷や伝統を守ることであり、原発事故は日本の国土と故郷を破壊し、人々の絆を喪失させるものであることから、右翼は進んで原発に反対しなければならない」というような趣旨の発言をされておりました。
翻って、先の「脱原発論」ですが、362ページにわたる漫画と解説による内容で、第1章のフクシマ原発「4号炉はダモレスクの剣」から始まり第22章の「代替エネルギーはいくらでも有る」まで、様々な観点から論理の展開をしています。
とりわけ、原発推進を声高に主張している櫻井よし子氏をはじめとする保守の論客達を本来の保守ではなく「自称保守」だとして、批判、その他推進派の学者や評論家、経済人などを「原発ブラボー団」として糾弾しています。
1,700円と少し高い気がしますが、問題点の本質を捕らえている点で、推薦したい一冊です。
是非、保守の方々にも読んでいただき、この国を守るために手を携えていきたいものと思います。


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