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縄文、その後

  • 2020年01月08日

 今年は、縄文文化遺産選定に関わるイコモスの調査が行われる大事な年となります。

 北海道をはじめ、地元函館も世界遺産に選定されるための正念場を迎えた事になります。

 調査に関わる方々に良い印象を与えるよう、地元の様々な努力が鍵を握ることになることから、齟齬の無いように対応をしていかなければなりません。

 さて、世界遺産選定の取り組みに重点を置くことはもちろんですが、一方で視点はその次を見据えなければなりません。

 縄文遺産が世界遺産に選定されたら、北東北と北海道にまたがる遺産群をどのように世界中にアピールするのかが問われます。

 函館に関して言えば、大船遺跡・垣の島遺跡への交通アクセス、国道278号バイパスにある道の駅等へは函館駅から自動車で約70分、バスで約90分、函館空港や湯の川温泉から約50分となり、バスでは南茅部支所行きが1日6本、道の駅「縄文ロマン南茅部」や大船遺跡、垣の島遺跡に行くには更に脆弱なアクセスとなりますから、遺跡に行く交通アクセスを今後どのように充実するのか、まず、いの一番に考えなければならない課題です。

 次に今の道の駅は、全国初の国宝が有る道の駅というのが「売り」ですが、ここは「縄文文化交流センターが同じ建物に併設されています。

 この縄文文化交流センターは、博物館という位置付けでもあることから、同じ建物である道の駅の物販スペースなどにもいろいろな制限があり、七飯町の道の駅「なないろ七飯」や木古内の道の駅「みそぎの郷きこない」のように、地元の様々な海の幸や名物などを十分に展示・販売が出来ませんし、レストランの設置も出来ません。

 いわゆる、博物館としてもスケールが小さく、道の駅としてもただの売店程度と言うのが現状です。

 これでは、訪れた方々を失望させてしまうだけですから、何らかの改善が必要となってくるのでは無いかと思います。

 そして、滞在される方々への対応ですが、今は宿泊施設として「南茅部ひろめ荘」が地元の温泉宿泊施設となっており、昨年、函館市の指定管理から民営となりましたが、施設の増築には、今後の利用推計、いわゆるマーケティングを検討しなければ民間として資金を簡単に投入することにはなりません。

 全ては、世界文化遺産認定後にこれらについてどのような整備を行うのか、また、どのように位置づけて運営していくかを北海道と函館市が計画していかなければならないのです。

 さらに、近くには森町の「環状列石」が有り、そことの連携や道内の遺跡群、北東北3県との一体化など総合的なレイアウトを早急に作り上げることが重要です。

 今後はそのことにも重点をおいた取り組みを進めなければなりません。


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