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米が支持?指示?

  • 2022年09月18日

 浜田防衛相が米国国防総省においてオースティン国防長官と会談し、先月日本の排他的経済水域内に中国がミサイルを着弾させた行為に対し強く非難すると供に、中国などが開発する「極超音速兵器」に対抗する技術を共同開発する方針で合意し、さらに、防衛費の相当な増額を伝達し、オースティン国防長官はこれを強く支持したことが報じられました。

 しかし、中国が台湾周辺や日本の排他的経済水域にミサイルを着弾させたのは、米国のナンシー・ペロシ下院議長がバイデン大統領や米国政府のの懸念を無視して台湾を訪問したことが原因です。

 そして、この訪問が自らの任期が終了する前の思い出作り、すなわち卒業旅行程度の感覚だった事が指摘されています。

 その結果中国の尾を踏んでしまい、警告の意味合いの濃い報復として行われたものです。 米国が自ら種をまき、その結果、日本まで中国から危険な牽制を受けてしまいました。

 その両国が、「けしからん」とばかり、中国を強く非難し兵器の開発を共同で行うとは、さすがに本末転倒の感がします。

 道新では、兵器の共同開発や日本の防衛費の増額に対し、「反撃能力保有 米が支持」と記事のタイトルを打ちましたが、「支持」では無く「米が指示」だったのではないでしょうか。


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