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立憲の新体制に期待

  • 2022年08月27日

 立憲民主党の新体制が決まり、新たなスタートを切ることになりました。

 泉代表体制を継続し、ベテランの岡田氏を幹事長に、長妻氏を政調会長に、安住氏を国対委員長に、大串氏を選対委員長に配置し、安定感のある布陣としました。

 それと併せて、「ネクスト・シャドー・キャビネット(次の内閣)」を復活させるということです。

 既に7月10日の投開票結果を受けて、私は、翌日のブログに今後の立憲民主党に望む「党の新たな戦略」というブログで、現政権に対峙する政策を常に明確にするためにリベラルな学者や研究者などを中心とした政策ブレーンの構築と、それを立憲民主党の政策として練り上げる「シャドー・キャビネット」を党内に設置することを提言していましたので、ここで再掲します。

 再掲:<・・・これに対抗するには、野党も、とりわけ第1党の立憲民主党は、専門家や学者の先生などによる政策集団を作り上げ、与党とは違う、国民に寄り添った、そして格差の解消と持続可能な社会の形成を描けるリベラルな政策を、当然その裏付けとなる予算のあり方も練り上げるという体制を構築すべきです。

 幸い、学者の皆さんや研究家の方々の多くは民主的でリベラルな考え方の方が多く、様々な政策に専門的な立場でアドバイスをいただけるでしょう。

 さらに、党内にシャドウ・キャビネットを復活させ、政策をブラッシュアップして論戦に挑む。それは、これまでと違う野党の姿を有権者に植え付けることになると思います。

 併せて、選挙戦においては、国政における公約は中央で、また、候補者の地域個別政策については地元の有識者と候補者、都道府県の党本部とも協議をし、具体的な、そして実現可能性と説得力を持つ内容に作り上げ、有権者の琴線に触れる訴えを短いフレーズで表す工夫を行う。

 選挙戦術も、これまでの支持団体との連携を深めつつ、(電通以外の)大手広告会社等のノウハウも利用する様にすべきです。

 既にこれらことは、米国では当然の様に行われています。

 これまでのような選挙戦だけでは無く、専門のブレーンを組織化し、広報はプロ集団にという事を採り入れなければ、巨大な自民党には立ち向かえないと思います。>と提言しました。

 とりわけシャドーキャビネットには中堅や若手の議員を配置して、政策立案能力とそれを裏打ちする理論を身につけさせるという効果も期待できますし、何より国民に寄り添った現実的な政策を打ち出し、国民に現政権との違いを「見える化」して、政権選択に耐えうる政策を持った政党とすべきです。

 国民民主党や維新の会など「提案型の政党」と言えば聞こえがいいですが、単に与党に寄り添うだけでは、ブラックホールのような与党がしたたかに提案の一部を採り入れれば、もう何も言えなくなり、まさしく与党の補完勢力と化してしまいます。

 立憲民主党の真の存在意義は、批判型か提案型かの二者択一ではなく「批判も提案も行う」という双方を兼ね備えた政党ではないでしょうか。新しい立憲民主党にその事を期待します。


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