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硬直した行政

  • 2020年12月08日

 旭川市の吉田病院に自衛隊看護師が派遣されることになりました。

 昨日の新聞では、「鈴木知事と西川市長が協議して自衛隊に派遣を要請することで一致した。」とされていますが、数日前の「羽鳥慎一のモーニングショー」で、クラスター状態となっている吉田病院の吉田理事長がホームページに、「医療崩壊とも言うべき状況となってしまったことから、旭川市に対して、『これを災害と認定して、自衛隊看護師の派遣、感染予防具の供給を道に依頼して欲しい。』との要請を行いました。しかしながら西川市長からは『公共性』、『非代替性』を満たさないとの理由から即座に却下された。」とホームページ上に書かれていることが番組で取り上げられました。

 その中で「吉田理事長から相談があった旭川市が道に打診をした段階で『公共性、非代替性』を満たさないと言われた。従って自衛隊への要請を行わなかったというのはいかがなものか。」、「自衛隊の派遣要請は知事の専決事項、知事は非常時という認識で、要請をすべきではないのか。」と言うような内容を出演者がコメントしていました。

 これが真実だとすれば、旭川市が吉田理事長の意を汲んで自衛隊看護師の派遣を道に打診したが条件を満たさないと拒絶したのが道ということになります。

 これらしき事が今日の新聞に掲載されていました。

 旭川市の打診に対し、道の誰が判断したのか、そして非常時にも関わらず、なぜマニュアル通りの対応だけしかしなかったのか、問われるのは道の対応だったのではないかと思います。

 批判が大きくなりつつあることから、知事が西川市長と話し合い、結果、自衛隊に要請というのではあまりにお粗末過ぎますし、ここにも行政の硬直した姿を見る思いです。


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