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知事の支持率

  • 2017年04月21日

 高橋はるみ知事の支持率が68%という記事が新聞に掲載されました。

 掲載された支持率の折れ線グラフをよく見ると、改選時には高支持率となり、その後は支持率が下がり、また改選時になれば支持率が上がり、その後は下がるということが繰り返えされています。

 1期目は中間年に支持率が上がり、2期目の中間年には低迷、3期目の中間年には上昇途中、そして4期目の今回もこれまでの最高水準の高支持率となっています。

 必ずしも的確な分析ではないかも知れませんが、当選後、支持率が落ちた頃に道内各地を視察しての顔見世興行、後半2年、特に翌年に選挙を控えた年は、中央政府と同様に有権者を意識した予算編成を行うという事を続けて来た結果かもしれません。

 しかし、高橋道政がこれまで北海道のために何をしてきたのか、「これ」と思うことがすぐに思い浮かぶ方はそんなに多くはないのでは。

 私もなかなか思い浮かびません。

 地域の声は聞き置く程度、常に中央政府の方に顔を向け、新しい取り組みは国の枠内にとどまり、新しい大きな政策を打ち上げることなく、そして自ら決断することは避け続けて来ました。

 言い方を変えると「自らの立場を考慮し、石橋を叩いても渡らない(判断しない)」、「常に自らを支持してくれる政党や経済界だけを意識する」、「外には笑顔でソフトに、内には人事権と財政執行権を握る権力者」ということでしょうか。

 「外には笑顔でソフトに」という外見しか見ていない多くの道民の方々は、そのムードで判断するほかに無いのかもしれません。

 それが、指示する理由である「人柄が信頼できる」と言うことなのでしょうし、何も真新しい政策や決断をすることもないことから「目立った失策がない」という評価になったのだと思います。

 4期目、前回の知事選の時に与党自民党が実施した「高橋道政の検証」は、発表することを避けてお蔵入りとなってしまいました。

 側で高橋道政を支えてきた自民党でさえ、道政検証は公開できない程評価の低いものだったのです。

 人口減少問題は知事就任時から、知事自身が「先頭に立って取り組む」と言っていましたが14年後の今、問題は解決したのでしょうか。

 財政改革は喫緊の課題と言っていましたが、相変わらず5兆円を越す債務はそのままとなっています。

 これまで、自ら「JR北海道経営再生委員」として就任していながら、今日の状況を招き、口を開ければ「国に要請」と言うばかりです。

 泊原発の再稼働は国任せ、関係自治体の範囲も国任せ、難しい判断は国任せ。

 道議会での答弁は部下任せ。今回はこれ位にしておきましょう。

 しかし、知事は政治家で、北海道の行政責任者です。

 外面だけでの判断では、皆さんの望む方向には決して行きません。


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