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異常な米軍庇護

  • 2022年01月08日

 国内のコロナ感染症が半端ではない位のスピードで拡大しています。

 その原因はオミクロン株。既に日本国内のコロナ株はデルタ株からオミクロン株に変わりつつあり、海外の事情を見ても国内での蔓延は時間の問題と言って良いでしょう。

 岸田氏は、これまでの菅氏との違いを出すために、空港検疫や邦人以外の入国封鎖などの水際作戦を早期に行い、私もその先手を評価をしていましたが、ここに来て大きな穴が空いていたことが明らかになりました。

 日本の入国封鎖など何のその、そこのけそこのけ米軍様だとばかりに、出国前のPCR検査を行う事も無く、入国時の検査はやっと12月30日から。

 それも、沖縄でのオミクロン感染が米軍基地を中心に蔓延し、それが日本人への感染源では無いかと米軍基地のある知事らが批判をし始めてから着手しました。

 沖縄県の玉城知事が声を上げなければ、今でもその感染源は明らかになっていなかったのではないかと思います。

 そして、蔓延防止等重点措置を政府に要請した沖縄県、山口県、広島県は全て米軍基地があるか、基地と隣接している県で、それ以外にも既に6日時点で青森県の三沢基地では82人、神奈川県の横須賀基地では80人、同じく厚木基地では69人、東京都の横田基地では65人が感染しています。

 国立感染症研究所は、解析検査の結果は沖縄県も山口県も米軍基地内のオミクロン株と基地外での新型コロナウィルスのゲノムが一致したと報告してますから、この度の国内における第6波の元凶は明らかに米軍と言うことになります。

 しかし、この期に及んでも山際大志郎経済再生担当相は「感染症で目に見えないものを相手にしている。どこ由来かということを限定するのは非常に難しい。」と述べ、米軍由来を否定しており、岸田氏も米軍起源説には「現時点では非常に難しい」と話しています。 世界をパンデミックに陥れた新型コロナウィルス感染症が、中国の武漢から発生したというのは既に世界の常識となっていますが、日本政府は国内のオミクロン株による感染の蔓延を「何処が由来かということを断定することは難しい。」とまたもや米国を庇うのでしょうか。

 同じく同内容の地位協定を結んでいる韓国では、感染拡大に伴う韓国の水際対策に沿って、在韓米軍に対し12月3日から入国直後の米軍関係者に入国初日と1週間後の2回、PCR検査を義務づけ、それまで容認していた自宅と職場の異動も禁止しています。

 日本の異常なまでの米軍庇護、そしてその犠牲が日本国民なのです。


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