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獣医学部認可の行く末は

  • 2017年10月31日

 明日11月1日から衆議院選挙後の首班指名を行う特別国会が開催されます。

 この特別国会は、組閣や衆議院議長の選出などの国会人事で8日に終了することを自民党は目論んでいましたし、今年は臨時国会を開かずに来年の通常国会まで国会議論を先延ばししようと思っていたようです。

 しかし、選挙後、安倍晋三始め多くの自民党議員が「謙虚」という言葉をキーワードにしたため、野党から「予算委員会での審議を逃げていて何が謙虚だ、やはり口先だけだ」との批判が高まり、また、国民も、モリ・カケ問題に決着が付いていないことから国会での議論を待ち望んでいます。

 従って、ほんの言い訳程度の予算委員会の開催、衆・参1日ずつの開催で乗り切ろうとするかもしれません。

 また、自民党は予算委員会における質問時間配分を、野党に不利な党所属議員数案分という「せこい」嫌がらせを提案してきました。

 よっぽど、モリ・カケ問題から逃げたいようです。

 当初、文科省の大学設置審議会が、加計学園の獣医学部申請に対して答申を出す予定が10月初旬とされていましたが、衆議院選挙が始まったことから選挙に支障を来さないよう「安倍への忖度」が首をもたげて10月末となり、そして、今は特別国会が終了した後の11月10日頃まで延期されるようです。

 これまで、認可は決まっているようなものとされていましたが、もし、この時点で認可されれば、当然「お友達行政」という批判を受けることになり、審議会も認可した合理的理由が問われ、またしても臨時国会の開催を求められる可能性が大きくなってきます。

 一方、そのことを避けるために答申が年明けになれば、来年4月の開学が物理的に難しくなり、加計学園の経営は大きなダメージを受ける事態に追い込まれます。

 さて、安倍晋三は、国会で野党から攻められることを選ぶのか、お友達の加計孝太郎氏に泣いてもらうことを選ぶのか。


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