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無条件で日朝会談

  • 2019年05月04日

 連休の前半は、前天皇の退位と新天皇の即位を政治利用し、嬉々としてテレビに露出していた安倍晋三氏でしたが、後半に入ってからは別荘で過ごし、ゴルフと友人たちとのパーティーにと連日うつつをぬかしています。

 そして、今日の新聞に掲載されたのが「日朝会談」のことです。

 先般のロ朝首脳会談や先の日米首脳会談では、関係6ケ国の中で唯一「金正恩委員長」と会見していないことが、かなり大きく報道されましたから、そのことが小心者の心に深く突き刺さったのか、はたまた「拉致問題については、私自身が金正恩委員長と直接会談する」と発言してきていることを糊塗するためなのか、今回は、「拉致問題を前提とせず無条件での日朝首脳会談を目指す」と方針を変えたとのこと、今まで相手にされていなかった金正恩委員長の歓心を買うためなのか、新たなアドバルーンを上げました。

 複数の政府筋が明らかにしたということですから、また、得意の萩生田君が観測気球を上げたのかもしれませんが、新たな対応方針は ①条件を付けずに会談 ②2002年の日朝平壌宣言に基づき国交正常化を目指す ③北朝鮮が求めるあらゆる議題に関し、腹を割って話し合う ということが柱のようです。

 この観測気球を北朝鮮側はどの様に受け止めるでしょうか。

 まったく無視するか、それともこれをうまく利用するのか、一筋縄ではいかない相手ですから、戦略も持たない稚拙な外交の安倍晋三氏は手玉に取られるかもしれません。

 それにしても、その前に拉致問題を条件にしないことをどのように国民へ理解してもらうのでしょうか、いや、それもいつものように説明責任を果たすつもりはないということなのでしょうか?


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