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毒饅頭は食うな

  • 2019年07月29日

 国民民主党の玉木雄一郎代表が、参議院選挙の結果を受けて「私は生まれ変わった。議論は進める。安倍晋三首相にもぶつける」と発言し憲法改定の協議を進める意向を示しました。

 また、「森友・加計学園問題に国会でかなりの時間を取り、国政の重要課題を議論する時間が少なくなってしまったことを反省しなければならない」とも語ったようです。

 その報道を知った時、この方は本当に党首としての資質を備えているのだろうかと思ってしまいました。

 参議院選挙を戦うにあたり、野党共闘を構築する条件である基本的な政策について合意をし、その中に安倍政権の下での憲法改定には反対であることをが入っていることを、よもや忘れたわけではないと思います。

 公党間の合意事項は重いものです。

 野党で共闘をした統一候補は、選挙戦でこの合意事項を訴えましたし、有権者はその公約に投票したことを忘れてはいけません。

 安倍晋三氏は参議院選挙で敗北し、参議院での三分の二の改憲勢力を維持できませんでしたが、「国民民主党の中には改憲に賛成の議員もいる。その方にも働きかけていきたい。」と露骨に他党ののど元に手を突っ込もうとしています。

 まさか、安倍晋三氏に狙われている筆頭が国民民主党の代表だとは・・・。

 さっそく菅義偉氏が大歓迎だと発言しました。

 安倍政権は、無所属や野党にも触手を伸ばし、選挙区で有利になるような条件や政治活動に関わる資金の提供、果ては大臣の椅子なども目の前にぶら下げています。

 玉木雄一郎代表は、自らが公党の代表であることを再認識し、自ら発する言葉の重みを十分に熟慮して欲しいものだと思います。

 よもやと思いますが、すでに自民党の「毒饅頭」を食べたわけではないことを祈ります。


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