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検察の正義は・・・

  • 2020年11月24日

 いよいよ、開き直ってウソをついていたことがバレ始めました。

 桜を見る会の前日、東京のホテルで地元の後援会関係者を招いての前夜祭、数百人が出席して会費が5,000円、実際にはこのホテルの宴会は最低で一人11,000円で、差額をどうしたのかが問題となっていました。

 国会で追及された時も、「参加者の大多数が宿泊客という事情を勘案し、ホテル側が設定した価格だ。」、「ホテル側との契約主体は参加者で、事務所の収入や支出は一切無い。」明細書についても、「事務所に確認したがホテル側からの発効はなかった。」と並べ立てましたが、東京地検が明細書を入手し、差額を安倍事務所が支払っていたことが明らかになりました。

 昨年までの5年間にホテル側へ支払ったのが約2,300万円だったのに対し、参加者からの会費徴収額は約1,400万円、その差額は約800万円あまりを安倍事務所が補填した事になります。

 ホテルはこの差額の分の領収書を作成して安倍氏側に渡しており、その領収書の存在も地検は把握しているとのことです。

 有名な台詞を思い出しました。「安倍事務所が主体的に参加者を募集したのでは無いか。」という国会での質問に、安倍氏は「参加者を募ったが募集したわけでは無い。」と、理解に苦しむ答弁をしていました。

 この国会でのやりとりで、「問題無い」、「指摘はあたらない」と疑惑に蓋をしてきたのは今の総理大臣である菅氏で、安倍氏が起訴されれば一蓮托生となってしまいます。

 全総理と現総理の国会での虚偽答弁は前代未聞であり、菅政権の命運を決める程の問題となります。

 そして肝心の東京地検は、この事件を起訴するのでしょうか?

 これまで政権を揺るがす様々な告発がらみで、東京地検のとった対応は、ほとんどが不起訴です。

 そして黒川元東京高検検事長を検事総長にするために、定年退職が迫る黒川氏の定年延長を画策して国家公務員法と検察庁法を改正することを閣議決定までした安倍案件です。

 残念ながら法と秩序を守る検察が、この間に飼い慣らされてしまいました。

 ギリギリの所で不正を暴く本来の姿の検察に戻るのか、それとも法よりも政権への忖度を選ぶのか、検察の正義が問われます。


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