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映画「咲む(えむ)」

  • 2022年06月13日

 参議院選挙の公示前段の忙しい時期なのに、各地方自治体はそれぞれ議会が開催されており、道議会も明日から道議会第2回定例会が始まります。

 新聞に掲載されていたように国の補正予算に関連して総額約357億円の補正が組まれ、具体的な審議は休会を2日間はさんで金曜日からとなります。

 22日の参議院選挙出陣式の日も一般質問と重なり、体は議会に拘束され、本会議に集中しなければなりません。

 今日は各常任委員会と特別委員会が開催され、各部局から今定例会提出案件の事前説明が行われ、委員会が終了した午後4時から、「手話を広める北海道議会議員連盟」主催の、映画鑑賞会が催されました。

 全日本ろうあ連盟創立70周年を記念して制作された「咲む(えむ)」という作品で、全国の都道府県議会に設置されている議員連盟の中で、最初に鑑賞会を開催するのが北海道議会と言うことを北海道ろうあ連盟の会長からお聞きしました。

 内容は、看護師国家試験に合格した「ろう」の女性の瑞月(みづき)は、看護師として活動したかったのですが、医療現場では音が聞こえないというハンディをなかなか理解してもらえず、しかし、諦めること無く田舎の診療所での試験採用に活路を見つけ、併せて、その村の「まちおこし協力隊」として様々な村民と関わりを持つことで、引きこもりがちだった高齢者との交流を続け、知り合いの紹介で村に都会の夫婦が移住するということも実現し、その夫婦が村での30年ぶりの出産をしてくれたことを契機に村の昔の行事を復活したり、村に住んでいる障害を持つ女性との交流を通して「障害の壁を乗り越えなくても、ただ前に歩んでいけばいい」と、背中を押す姿は、心を打つ場面でもありました。

 今は、障害に対しての理解が今までより数段前に進みましたが、まだまだ差別や偏見はなくなりません。私たちも、私たちができる範囲で多様性を認め合い、マイノリティーの方たちの良き理解者となること、そして、全ての人たちが同じ人間として心を繋ぎあえる社会を求めて努力していかなければなりません。


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