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日本維新の会

  • 2012年09月17日

日本維新の会が「維新八策」(政策)を発表しました。
本当に政策を実現するつもりがあるのか、それともパフォーマンスなのか全く解りません。
その中に、首相の公選制、参議院の廃止が有りますが、いづれも憲法改正が必要で、国会の三分の二の賛成が必要となります。
また、衆議院議員を半数の240議席にするとのことですが、人口の少ない県への一人別枠方式が最高裁で否定をされた今、選挙区を150、全国比例90と仮定し、約1億2,000万人の人口で考えれば、選挙区では約80万人に一人の議員となり、山梨、佐賀、福井の各県はギリギリ、徳島、高知、島根、鳥取などの各県は一人も国会議員を出せなくなってしまうことになります。
さらに、年金は自己責任で賦課方式から積み立て方式へ制度変更するということですが、これは、自分の年金は現役時代に自分で積み立てろということであり、65才から20年生きるとして、年間200万円の年金需給を満たすためには、現役の時に4,000万円を積み立てなければなりません。
積み立てられない方は一体どうなるのでしょうか。
そして、政権を取ったなら、あの竹中平蔵を財務大臣に起用すると明言しています。
小泉政権で行き過ぎた市場原理主義を実践した結果、中小企業は淘汰され、非正規社員を生み、国民に苦しみを強いた元凶であり、万死に値する竹中平蔵を重要閣僚にとするならば、貧富の差はさらに拡大して行くことになるでしょう。
そして肝心なのは、維新の会代表の橋下大阪市長は、自ら衆議院に立候補はせず、選挙後には、「重要な問題は大阪に来て相談せよ、判断は俺が下す」と言っています。
自分は判断するが、党首討論にも出ず、国会における維新の会の責任は、国会議員に負わせ、自分は一自治体の首長という責任の外に身を置きながら政治を操るという狡猾な戦略を描いていると思われます。

維新の会から立候補する東国原氏は宮崎県知事として「どがいかせんといかん」のキャッチフレーズで1期知事を努めましたが、その後は東京都知事に立候補、石原氏の敗戦して後、衆議院選挙に自民党の古賀氏から誘われた時に、自民党の総裁候補にしてくてるならば出ても良いと発言した方ですし、中田前知事は、横浜市長として2期努めましたが、女性スキャンダルや公金スキャンダル、公務放棄などで市長を辞任された方です。
そして今、ウルトラ保守主義の安倍晋三氏と手を結ぼうとしています。
本質を見極めて下さい。


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