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恩讐を越えて

  • 2019年01月25日

 参院野党第1会派獲得に向けて立憲民主党と国民民主党が凌ぎを削っています。

 国民民主党と小沢氏率いる自由党が統一会派を組み、参院野党第1党を手中に収めれば、立憲民主党は社民党と統一会派を組み国民民主党と同数にした後、さらに国民民主党の藤田幸久議員が国民民主党を離党して立憲民主党に入党すると表明したことから立憲民主党が参院第1会派となりましたが、国民民主党はこれを阻止するために藤田氏の離党を認めないと言い出す始末。

 一体何をやっているのだろうか。

 お互いに「近親憎悪」を増幅させているような気がします。

 国民はそんな野党をあきれて見ています。と言うよりも「あて」にしなくなっています。

 そのことをどうして解らないのか。

 敵は増冗漫な「安倍一強」であり、国会を軽んじ、国民に仇なす今の与党です。

 野党はその与党を政権から引きずり落とす事が「1丁目1番地」の目的のはずです。

 せっかく、国民民主党と自由党、立憲民主党と社民党がお互いに統一会派を組んだのであれば、次のステップとしてこの2つの統一会派がさらに大きな野党会派を組むことではないでしょうか。

 立憲民主党の枝野代表には、参議院選挙で与党三分の二勢力にくさびを打ち込み、憲法改正を阻止し、国会を正常な議論の場にすることを「原則」とし、そのためには「妥協」を恐れず大胆に野党統一を進め、野党共闘の名の下に統一候補擁立に積極的に取り組んでいただきたい。

 そのことが、鬱積した国民の思いを受け止めることだと思います。

 一昨年からの党の分裂以降の恩讐を越えて、国民の為の政治体制を作り上げて欲しいものです。


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