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後輩もあぜん

  • 2018年04月20日

 日本の中枢にいる経産省・財務省の官僚が吐く言葉が少しおかしくなっています。

 経産省の佐川前理財局長は「刑事訴訟の恐れがあるので証言を控えさせていただきます。」と繰り返しますが、これは、「それ以上言えば自分は告訴されます。だから、自己に不利益になる様な発言は出来ません。」=「自分は悪いことをしましたが、黙秘権を行使して本当のことは言いません」と言っていることになり、そのことを婉曲(遠回し)に言うと、やっていますと言うことになりますが、そうは言えないから「控えさせていただきます」となります。

 また、柳瀬前総理秘書官が「記憶によればお会いしていない」というのは、「会っていない」と言い切れば、後々会ったことがバレれば偽証罪に問われることから、「記憶に寄ればと」と話し、「後から証拠を示されても『記憶』のことだから忘れることもあり、故意ではない」と逃げ切れるのではないかとセコイ言い逃れの機会を残すための方便と思われます。

 極めつけは、福田前財務省事務次官の「私の声は私には分かりません。」、「そんなことを言った覚えは無い。」と否定していたのに、その後、「全体を聞いて貰えば、そんなことにはならないと思う」と話しました。

 これは、証拠として示された音源の声を自分のものだと認めているからこそ言える言葉です。

 どれも「やっています。」、「会っています。」、「私の声です。」と白状したようなものではないでしょうか。

 すぐにバレる嘘をつくことが、東大法学部を優秀な成績で卒業した高級官僚の本性であること、そして、そのことを見てしまった現役の東大生と、将来、中央官僚を目指そうと励んでいる学生の皆さんには、先輩の姿をどのように受け止めたのでしょうか。


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