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強くなれ学術会議

  • 2020年10月31日

 いよいよ、来週から国会の予算委員会が衆・参で始まります。

 代表質問ではのらりくらりと答弁していた菅氏ですが、1問1答制の予算委員会ではそうはいきません。生(なま)のやりとりで国民が納得し、野党がなるほどと唸る答弁が出来るのか、今日と明日の二日間が答弁準備と特訓に残された時間となります。

 予算委員会では、慣れない大臣の側に官僚がぴったりと寄り添い、想定質問集から適切な答弁書を探し出して手渡す姿をよく見かけますが、行政のトップであり全ての行政を総理する菅氏が不慣れな大臣と同じようなまねは出来ませんし、それは菅氏のプライドが許さないでしょう。

 だからこそ、野党にも菅氏の本音を引き出す巧妙な質問と鋭い追求を期待したいと思います。

 論戦の一番の案件は、まさしく「日本学術会議の委員任命問題」でしょう。

 すでに、670を越す学会や大学、大学人、各種団体、映画界や演劇界、音楽界、作家、ジャーナリスト、宗教界、スポーツ界のみならず、海外からも抗議の声があがっています。

 これだけ多くの方々が危機感を持っている問題ですし、これを許すことになれば、政府の意に沿わないことは言葉に出すことさえ出来ない国になってしまいます。

 ところで、10月20日のブログに、菅氏と会談した日本学術会議の梶田会長が要望書を手渡しただけで、6人を任命しなかった理由も聞かずに 15分で会談が終了した事に対し、あまりにも人が良すぎるのではないか、「世間ずれをしていない」、言葉は悪いが「世間知らず」の学者と言う印象を持つと書きました。

 29日に井上信治科学技術担当相が日本学術会議を視察に来た後の記者会見で、記者から「違法と思うか」と問われ、日本学術会議アドバイザーの小林傳司・阪大教授は「法を解釈する立場にない。」と答えた後、梶田会長は「学術会議第1部で70名の会員が必要ですが、まだ6名が任命されていません。是非任命していただきたい。それだけです。」と答え、また、任命拒否問題が進展しない場合の組織改革を問われると「組織の議論が進んでいるが、任命問題とは別によりよいものにする改革はやっていきたい。」と答えたという報道を読み、「やっぱり」という気がして力が抜けてしまいました。

 当事者である日本学術会議がこの問題の前面に立ち、全く説明にもなっていない政府の答弁に対し、断固として異議を唱え十分な裏付けのもとに反論し、法治国家の基本を守り国家としての学術振興を取り戻すという気概が感じられません。

 梶田会長はノーベル物理学賞を受賞した世界的な科学者です。

 従って、その言動は、日本学術会議のみならず、世界的にも注目をされます。

 そして、冒頭にも記載しましたが支援している多くの団体の方々もいます。

 国会で野党が攻め込むにしても、肝心の日本学術会議自体が大きな声を上げなければ徒手空拳となってしまいます。

 私たちは、日本学術会議が菅氏の軍門に下る姿を見たくはありません。


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