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幸福度

  • 2019年03月24日

 国連が国際幸福デーにちなんで、世界の幸福度ランキングを発表しました。

 これは、GDP、社会支援、健康寿命、寛容さ、自由度、腐敗度などを数値化し、16年から18年までをとりまとめたもので、1位はフィンランド、上位は北欧勢が占め、再開は今も内戦が続くスーダンとなっており、米国は19位、中国は93位、日本は58位で、前回の54位から順位を落としてしまいました。

 このランキングは、その国に住む国民の主観ではなく客観的な数字の積み上げです。

 従って、それぞれのランキングと国民の感覚には差異があることも想定され、一概に数値だけでは判断できないものと思います。

 翻って函館市は、国内の魅力度調査では常に1位から3位にランクされますが、国内中核市における幸福度ランキングでは残念ながら下位に低迷しています。

 数値化する指標は、貧困状況、ホームレス数、非正規雇用率、子どもの貧困率、学校生活満足度、ニート数、自己破産数、社会活動参加率、自殺者数、平均寿命、長期疾患率、乳児死亡率、児童虐待数、DV認知件数、認知症発症率有給休暇取得率、スポーツや趣味団体への参加率などなどです。

 先般、ある集会で、函館市の幸福度が低いというお話が有りました。

 私は、その場で、「そうですか。それでは、貴方は函館が嫌いですか、函館に住んでいて不幸ですか」とお聞きすると、「決してそんなことはない。」と答えられました。

 数値化する指標は、どちらかというと負のイメージから成り立っていますが、客観的な数値と主観的な幸福感は必ずしも一緒ではないということです。

 私は函館市に生まれ、育ち、65歳まで生活しているこの函館市が大好きです。

 しかし、その函館市をもっと素敵なまちにするためには、数値化された負の指標を少しでも改善することです。

 そこに行政と政治の努力が必要ということは、その論を待ちません。


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