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実効性の乏しい避難計画

  • 2014年10月28日

 24日に道の原子力防災訓練が行われました。

 今回の訓練には、残念ながら出席が適いませんでしたが、前回より規模を拡大し、泊原発から30km圏にあるUPZ地区の住民も参加してのものとなったようです。

 今回の訓練でも水を使った除染後の汚染水の処理や、避難圏内の福祉施設からの避難者を受け入れる圏外の福祉施設の受け入れ態勢、エリアメールの受信などに課題を残す結果となったようです。

 課題を洗い出し、早急な対策を講じることを望みますが、先の総務委員会でも指摘した事が今回の訓練に現れたことに対し、危惧の念を禁じ得ません。

 これまでに委員会などでの指摘を受け、30km圏内ある120カ所の福祉施設の個々の避難計画が出来上がったのは良いことですが、問題はその全てを積み上げた避難計画が出来ていないことです。

 約3,700人の介護が必要な高齢者や障がい者を避難させるための機材や介護者の確保、受け入れ先の準備など、具体的なそして実効性のある計画について、質問をしましたが、明快な答弁を得ることが出来ませんでした。

 計画が不十分な中で訓練を重ねても、いざという時には役に立たないものでは意味がありません。

 道には、避難計画が実効性のあるものになるよう現計画の早急な見直しや再検討を加えることを望みます。


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