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宜野湾市長選

  • 2015年12月17日

 来年1月24日投開票の宜野湾市長選に立候補する、普天間米軍基地早期辺野古移設推進の現職「佐喜真 淳氏」の推薦を公明党が決定しました。

 安倍晋三の思惑どうり、消費税の軽減税率で公明党に花を持たせた「見返り」というわけで、併せて菅官房長官は、すでに普天間跡地利用について「沖縄ディズニーランド構想」をちらつかせ、佐喜真市長も、今回の選挙戦に当たり地域活性化策として、この「沖縄ディズニーランド構想」を公約にすることにしたようです。

 まさしく、官邸と自民党候補が一体となった「辺野古基地を作らせないオール沖縄会議」崩しへの布石です。

 この、「沖縄ディズニーランド構想」が出てくる前、昨年には、「IR(統合型リゾート)」として「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン+カジノ)」を誘致する話さえ有りましたが、国会において、カジノ法案が棚上げとなったために実現しなかったことから、今度はディズニーランドという飴を用意しました。

 自民党と官邸は地元に対しての飴と、軽減税率を取引材料として宜野湾市長選に対して態度を保留していた公明党の推薦という二つの武器を手にし、1月24日の市長選挙において沖縄県民の分断という攻撃をかけることにしました。

 対する移設反対派からは元県幹部の「志村恵一郎氏」が立候補し、翁長知事を中心としたオール沖縄の陣営と組み、戦中・戦後における犠牲、金と開発予算、有無を言わせぬ「日米地位協定」、基地問題等で虐げられてきたこれまでの沖縄から、自治権を取り戻す県民の意思を再確認し、辺野古基地建設を断念させるために全力を尽くすことになります。

 しかし、これまで沖縄の米軍基地は、様々な化学物質で汚染されており、変換のための後処理も米軍は主体的に行ってきませんでした。

 今回の普天間基地も敷地内の140棟の関連建物には、アスベストを含む有害物質が使用されて居たほか、、日本国内基準値を上回るPCB(ポリ塩化ビフェニール)が検出されていたことから、「夢のディズニーランド」が汚染されていた跡地に建設される事は考えにくいもので、実現性もほぼ不可能ではないでしょうか。

 後先考えずに、何にでも飛びついて県民を愚弄する姿がここにも表れています。

 さて、それにしても公明党は、「安保法制」で平和を、「軽減税率」で低所得層を犠牲にし、「平和と福祉の党」という党是を、党勢のためにいとも簡単に投げ捨てる政党だったとは思いたくありません。

 沖縄の公明党を支援している方々には、安保法案での同じ轍を踏むこと無く、沖縄県民として「オール沖縄」の意思を内外に明らかにするてめに、賢明な判断をお願いしたいと思います。


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