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安保法制抑止論のウソ

  • 2016年09月05日

 次年度の概算要求が101兆円と発表されました。

 このことはまた、違う機会に触れたいと思いますが、この概算要求の中で防衛費が過去最高の5兆1686億円にも達してしまいました。

 安保法制による焼け太りを狙っているのか、防衛予算は鰻登りの青天井ということになりそうで不安です。

 他国の後方支援とばかり1機で318億円もする空中給油機KC46Aの購入ですが、自衛隊は既に空中給油機を4機保有しており、十分に余裕が有るにも関わらずこのチャンスにとでも思っているのでしょう。

 1両が7億円もする水陸両用車52両購入、自衛隊を海兵隊にして他国の沿岸から攻め入るのでしょうか、それも購入するAAV7は、30年前に開発され、新しい技術はほとんど使用されていない車両です。

 さらにオスプレイの購入ですが、米軍が1機約50億円~60億円で購入しているにも関わらず約100億円で購入するというバカバカしさ。金満大国日本の自衛隊というところでしょう。

 ところで安倍晋三は、「安保法制の成立で日米の同盟を強化することが抑止力となる」と話していましたが、安保法制が成立後、日本の抑止力が高まり中国や北朝鮮が日本への牽制を控えているのでしょうか。

 北朝鮮は、より頑なになり、これまで行ってこなかった日本に向けた長距離ミサイルを発射し、日本の国土から約250kmまでの近くに着水させましたし、今日もノドンを発射して奥尻島の沖200~250kmに着弾させました。

 中国は、漁業権を盾にしながらも、意図的にそして幾度となく今まで以上に尖閣諸島の周辺に公船を配置し、領海を侵犯しています。

 これが安保法制後の実態です。

 抑止力は何処にいったのか?このまま日本が軍拡を進めれば同じように他国も軍備を増強し、お互いにとどまることがないでしょう。

 結果的に、安倍晋三の安保法制抑止論は机上の空論で、国民だましの口実でしかありませんでした


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