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大間原発の行方

  • 2013年11月13日

原子力規制委員会の更田委員が建設中の大間原発について、初めて原発を運転する電源開発がいきなり世界初に取り組むことに対し懸念を示しました。

大間原発は、ご存じの通り使用済み核燃料を再処理し、抽出したプルトニウムにウランを加えた混合酸化物であるMOX燃料を100%使用するフルMOX炉として計画されていますが、既存の原発よりも核分裂の制御が非常に難しく、従って世界でも前例がなく安全運転が確立されていない原発です。

当然、規制委員会が心配する通り、対岸に位置する函館市をはじめ多くの道民が不安を抱き、市民団体が建設差し止め訴訟を起こしている他、函館市長も来年6月までに訴訟を起こすことを公約しています。

2年前、フクシマ1の事故があった後、私も仲間と大間原発を訪ねて懸念を示しましたが、当時の大間原発の責任者は、「フルMOXで運転する基本は変わっていないが、もしもの場合は通常の原発として運転したい」と答えていました。

ここで、大間原発について2段階の取り組みが必要となってきます。

1つ目は、フルMOXは危険で有りその運転は認めないという大きなうねりを作ること。 その上で、2つ目は、通常の原発であっても国内の電気供給は間に合っており、新たな原発の必要性は無く、脱原発にシフトする運動を盛り上げること。

相手が2段階で来るので有れば、こちらも様々な戦略で対抗しなければなりません。

まずは、原子力規制委員会の良識に期待するとともに、後押しをしていきましょう。


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