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変わらぬ対策

  • 2021年07月30日

 政府は、緊急事態宣言を6都府県に拡大し、併せて5道府県に蔓延防止等重点措置を摘要する事を決めました。

 これで4度目の緊急事態宣言となります。

 そして同じことを繰り返しています。一度失敗すると二度目は同じ間違いを起こさないもので、これを学習能力といいますが、政府に、というよりも菅氏にこの学習能力が備わっているとは思えません。

 新規感染者が日々拡大をしているにも関わらず、「重症者は減っている」、「人流は減っている」と現実を見ようとしていません。

 重症者が一向に減少しないことから、ネーザルハイフロー療法(鼻に差し込んだチューブから多量の酸素を送り込む方式、人工呼吸器を使用する重症者でも患者が意識を保ったまま治療できる)を使用している患者を重症者とせずに中等症とカウントするという目くらましを行ったり、繁華街や五輪会場付近では人流が増えているにも関わらず、高速道路を制限しているし、五輪の視聴率を見れば家で応援しているので人流は減っていると訳の分からない理由を持ち出しています。

 専門家の多くは、矛盾に満ちた誤ったメッセージだと危惧していますが、菅氏は一向に強気を改めません。今日もワクチン神話に酔いしれ国民無視で我が道を行っています。

 一方、河野ワクチン担当相は、新型コロナウィルスのデルタ株による感染拡大について「ワクチンだけでどうにかするのは、なかなか難しい」とワクチン接種だけでは感染抑止は困難だという見解を示しました。

 4度目の緊急事態宣言で、何か効果的な対策を行うのかと思いきや、やることは今までと同じです。これでは国民の心には響かず危機感は薄れ感染は拡大の一途を辿るでしょう。 そして、これからも5度目、6度目と同じ事を繰り返すのか、それとも8月31日までとした宣言期間を限りなく延長するのか。

 緊急事態宣言が発令されても、蔓延防止等重点措置が発令されても人々の暮らしは昨日と変わらず、そして少しずつ緩んでいくようです。


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