古賀氏の発言
- 2015年03月28日
昨夜のテレビ朝日「報道ステーション」での、古賀茂明氏の発言は、「政府批判をすることがどれほどの覚悟を必要とするのか、ましてや、マスコミというメディアを使って発言する事で仕事は干され、時の政権から大きな圧力がかかり、文筆・言論界から抹殺される。それでも発信しなければならない。自分は間違ったことは言っていない。違う意見の方も大いに発言をして欲しい。しかし陰に入り、見えないところであらゆる圧力をかけるのは卑怯である。」というような内容だったと思います。
この発言中、キャスターの古舘伊知郎と、しばし意見の違いからか、やり取りが有りましたが、古賀氏は、まさしく今後、自らを抹殺するであろう権力への挑戦をテレビという媒体を使って明らかにしたものと思います。
ここで言う権力とは官邸であることは明らかで、総理や官房長官がマスコミ各社の社長などと飲食をし、手なづけ、マスコミ各社の経営者は報道などにおける政権批判に対し、行きすぎとも思える配慮をする。
これは、年末の衆議院選挙における「街の声が偏りすぎている」と官邸が各社に配慮を求め、それ以降、報道各社の報道が萎縮したことでも明らかです。
そして、テレビ各社の報道でも比較的良心的と思っていた「報道ステーション」も、今後、放送内容が様変わりする可能性を秘めています。
古賀氏が自分の考えを、テレビ局側との事前の打ち合わせを行うことなく、電波ジャックしたことはいかがなものかと思いますが、そうでもしなければ古賀氏とその周りで圧力をかけられた関係者の悔しい思いを伝えられなかったのでしょう。
この発言は様々な波紋を呼ぶことと思いますが、私は彼を応援をしたいと思います。
