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受動喫煙防止

  • 2017年05月18日

 北海道議会で、議員提案条例である「北海道受動喫煙の防止に関する条例(仮称・案)」の骨子をまとめました。

 国では、厚労省が策定した原案に対し、自民党の部会がクレームをつけて内容を骨抜きにしようと画策していますが、北海道では当初目的通り受動喫煙に対して厳しく対処する内容にしようと協議を続けてきました。

 厚労省が発表した14年度の全国の病院・診療所のレセプト情報を基にしたデーターでは、肺ガンは臓器別死亡数でトップとなっています。

 ちなみに、

 

             男性            女性         計

・新規肺ガン患者数  76,913人  36,134人   113,047人

・開胸手術数      5,378人   2,154人    7,532人

・胸腔鏡下手術    22,561人  15,964人   38,525人

・手術合計      27,939人  18,118人   46,057人

・肺ガン死亡数    52,505人  20,891人   73,396人

 

 となっています。

 すなわち、調子が悪くなり、もしくは定期検診などで肺ガン(ステージⅠからステージⅣまで)と診断された方、113,047人の内、手術が実施された方は46,057人で、他は化学療法や放射線治療を行いましたが、どのような治療を行ってもその効が無く、残念ながら73,396人の方が死亡しているというのが現実の数字です。

 死亡率は約65%、そして、煙草を吸わないまでも廻りの方が吸った煙草の煙を受動喫煙しただけで、非喫煙者の1.3倍の肺ガン罹患率になるというのも現実です。

 北海道は全国でも喫煙率の高い地域です。

 そして、海外観光客も近年はめざましく増加しています。

 受動喫煙防止は急がなければなりません。


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