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原発事故は函館にとっても身近な問題

  • 2011年04月12日

連日、福島原発事故の状況が悪化の方向へと加速度を増している報道が続いています。
過日、3月30日には、道内の津波の一次被害に対応する補正予算を審議する道議会臨時会が開催されました。
それに先立ち会派の議員総会が開催され、本会議で行われる会派代表の質問の内容の説明がありました。
その骨子は大きく2点あり、1点目は噴火湾のホタテ施設被害や釧路、函館等の建物被害、漁船などの補修、新造船への補助や資金面での優遇等の他、もう1点は大きな課題である原発の安全性についてでした。
私が問題にしたのは2点目の原発の安全性についてです。
会派の質問主旨は「泊原発」のみの安全性だけしか視点をおいていませんでした。
私は、議員総会で手を挙げ「北海道の原発問題は泊原発のみと思われているかもしれないが、函館は大間原発が問題であり、原発建設地から半径20kmから30kmの範囲に位置し、大間原発は3年後に建設が完了すれば世界で初めてのフルMOX燃料での商業運転となり、事故など懸念される問題への対処も経験がまったく無く、建設している下層には活断層があると指摘されている。もしものことがあれば、遮蔽物の無い海を渡って放射能、それもプルトニウムの恐怖が函館市民を覆う」と発言し、会派の質問内容に加えてもらう要請をしました。
そのことが受け入れられ、その質問に対し知事は「大間原発関係自治体とも協議を行いたい」と初めて、函館を原発関係自治体として認めました。
函館からは5名の道議会議員が臨時会に参加していますが、大間原発のことを大きな問題として意識していたのは残念ながら私だけでした。
そのことからも、今後は「北海道原子力防災計画」に函館市を盛り込むこと、そして大間原発の建設差し止めを要求し、中止まで持ち込むことが私の大きな仕事となりました。


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