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医療従事者にワクチンをⅡ

  • 2021年04月17日

 ワクチン接種の優先権について何度か、ブログで主張してきました。

 今の医療従事者と高齢者の並行接種に疑問を感じ、<先ずは、全てのワクチンを私たちの命を救ってくれる医療従事者に集中し、早急に安心して仕事のできる環境を整えなければなりません。なぜなら、この方々がいてこそ私たちはワクチン接種が出来るからです。誰にでも判る理由ではないでしょうか。

 河野担当相は、菅氏のメンツよりも現実に即した判断をすべきです。それこそ、ワクチン担当(運び屋だったか?)としての為すべき仕事だと思います。>とも訴えてきました。

 今日、プレジデント・オンラインを開いて見たら、国際医療福祉大学大学院教授:和田 秀樹氏が「医療従事者のワクチン接種率が低いのに高齢者の接種を始める恐ろしいツケ」という文章を載せていました。掲載します<医師の摂取率が極めて低く、コロナ患者対応の仕事を拒む医療従事者が増えてきたことから患者増加のペースに追いつけない。2回接種の医師の中には38~39度の高熱を出す者も少なくなく、体力の衰えた高齢の医療従事者でも亡くなるケースが出てくる恐れがある。今回の「第4波」のコロナ病床占有率が非常に多い大阪でも病床占有率が100%を越える状況になっているが、医療現場では医師や看護師の確保が容易ではなく、募集しても応募が「ゼロ」の病院もあった。

 医療スタッフを集めるのに苦戦する最大の要因は医療従事者へのワクチン接種の遅れと私は見ている。医師や看護師の声を聞くと、コロナ感染を恐れている人が少なくない。 コロナの怖さを現場で実感している他、感染が発覚した際の生活の制限や入院の困難さ、周囲の目や、それにまつわる風評被害を身近に感じている人は多い。

 医療従事者が優先的に接種を受ければ、コロナ病院での勤務を拒否する人はかなり減るだろう。しかし、現実は東京都内でも対象者の1回目の接種は16%あまりとなっている。ワクチン接種もしていないのに、「病床だけ増やせ」とは独裁者の言葉で、それに協力する者など表れるはずがない。

 また、副反応が意外と多く、特に2回目の方が大きい。一般的に副反応は筋肉痛などが知られているが、39度前後の熱がでるが1~2日で平熱に戻り、2度目の接種の際には翌日を休みにするシフトを組む病院もある。医療関係者によると10人に一人くらいの割合で39度クラスの熱が出るとのことで、一般の高齢者の場合は、死に至るケースも出かねない。

 約3600万人の高齢者の10%に39度程度の高熱が出るとすれば360万人で、1%でも36万人となり、体力のない人達が亡くなったり入院することになる。

 先ずは、医療関係者に接種し、特に高齢者の医療従事者での副反応の分析をきちんと行い、その上で一般の高齢者を始めた方が安全だ。>とプレジデント・オンラインに寄せています。

 確かに、当初は、国立関連の医療機関で働く医療従事者の希望者約3万人を対象に接種を行い、その状況分析を行ってから、通常の医療従事者へ、高齢者へとなっていましたが、副反応の分析結果を公表したのでしょうか、私は知り得ません。

 さて、第4波と言われる今の状況は、「4月から高齢者に接種を行う」と言った菅氏のメンツのために並行分散接種を始めた結果であり、現場の声を知り得ず菅氏を諫めなかった尾見会長はじめ、関係閣僚の大きな罪であることは間違いない事実です。


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