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北電も洋上風力を(ブログ3149)

  • 2023年02月25日

 関西電力が、石狩沖に出力178万kwの洋上風力発電を計画したことが報道されました。

 道内は風資源が豊富であり、石狩沖だけではなく檜山の日本海沖、松前沖などが有望視され、大規模な洋上発電計画が目白押しでその数は14計画にも及んでいます。

 関西電力は、北海道だけではなく秋田県、山形県、長崎県、佐賀県などで再エネ計画を進めており、発電におけるCO2排出ゼロを目指しています。

 この動きは、当然、関西電力だけではなく主要電力会社でも同様の動きを見せています。

 そうなると、ついつい比較してしまうのは北電です。

 北電の再エネへの取り組みは、19年の北電の資料で水力発電164万kw、地熱発電が2.5万kw、風力発電0.07万kw、太陽光発電0.1万kwとなっています。

 山岳地帯が多い北海道は、水力発電での強みを見せていますが、他は全く申し訳程度の内容となっています。

 もちろん、石狩沖や日本海側での洋上風力発電への北電の計画は聞いたことがありません。もったいないというか、なぜ、他の電力会社が目を付けている風力という地元の豊富な再エネ資源を積極的に導入しようとしないのか不思議でなりません。

 北海道のポテンシャルを、ただただ他の電力会社に利用されようとしているだけです。

 泊原発という国策の呪縛から離れられなく、再稼働のために必要な安全対策にこれまで約6,000億円という膨大な資金を投資していてもなお、再稼働には結びついていないのであれば、原発に固執する必要はありません。

 北電こそ、北海道の大自然が与えてくれた、再生可能エネルギーという豊富なポテンシャルを活かすべきであることは、誰が考えても当たり前の事です。

 そして使用できない、していない原発のための送電網を再エネのために振り向ければ、問題解決と考えますが、いかがなのでしょうか。


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