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加計学園獣医学部

  • 2020年02月22日

 新型コロナウィルスに関わり、最先端の人獣感染症の対策を売りにしていた加計学園の岡山理科大学獣医学部が全く機能していないことを、立憲民主党の阿部知子議員の質問を引用して先日ブログに掲載しましたが、日刊赤旗によりますと、この獣医学部の2020年度生徒募集に関わり、四国4県の特待枠の合格者がゼロと言うことが記載されています。

 加計学園岡山理科大学獣医学部は、国家戦略特区という隠れ蓑と四国4県とそれに隣接する岡山県、広島県、兵庫県に獣医学部が無いという地域性を配慮し(?)、安倍晋三氏のお友達である加計孝太郎氏の便宜を図り、獣医学部開設に手を挙げていた京都産業大学を蹴落として今治市に豪華キャンパスを建設し、地域性を取り入れて四国枠の特待制度を取り入れました。

 この制度は、卒業までの最大6年間、年間100万円の授業料の支払いを20名まで免除すると言うものですが、初年度から受験生が集まらず、19年度のこの制度による特待生の合格1人だけだと言うことが文科省の説明で明らかになりました。

 この獣医学部が愛媛県今治市に開学する最大の理由だった地域性と、目玉だった特待枠合格者が初年度18年が4人、19年度が1人、そして20年度は0人という結果でした。

 国会にわざわざ参考人として出席し、愛媛への開学の必要性を訴え、官邸への働きかけの指摘に開き直った加戸守行元愛媛県知事は、どんな思いでしょうか。

 そして、広大な土地の譲渡と多額の建設費を補助した今治市の市長は、市民になんと説明するのでしょう。

それより、安倍晋三氏は、国会でこの問題をどのように説明するのでしょうか。


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