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再びアベノマスク

  • 2020年04月30日

 先日「不明瞭なアベノマスク」というブログで、アベノマスクの積算についてIWJの記事を参考にしながら掲載しましたが、郵送委託費128億円という数字が、AERAdot.では約26億円となていました。

 どちらが正しい数字か定かではありませんが、AERAdot.は、週刊朝日オンラインなので、こちらの方かなと思います。すいませんでした。

 それにしても、製造費約95億円、郵送委託費約26億円では、合計121億円となり、アベノマスク予算約466億円の約4分の1となります。

 どんぶり勘定もいいところですが、そのことについて政府の説明はありません。

 どうも胡散臭いという疑問は晴れません。

 同じくAERAdot.では、聖路加国際大学大学院の大西一成准教授(公衆衛生学)が、届いたアベノマスクの「漏れ率(マスクの外側と内側の粒子の数を計測し、どれ位が内側へ入り込んでいるか)」を計測したところ、5回の計測で5回とも100%の漏れ率で、外に浮遊している粒子がすべて内側に入り込んでしまうという結果だということです。

 この結果について、「ウィルスの取り込みを防ぐという観点から言うと、ほとんど効果がない。布ではフィルターの役割を果たしていないことに加えて、サイズが小さいので隙間ができやすく、一生懸命マスクの周りを抑えて測ってみても、漏れ率は97%でした。人からの感染を防ぐ効果は期待できませんね。」と大西准教授はコメントしています。

 と掲載されていました。

 漏れ率100%で、外側の粒子がすべて内側に入ってくるということは、内側で咳やクシャミをした場合も同様で、飛沫の拡散は防げるかもしれませんが、無症状の陽性の方の粒子(ウィルス)は100%外側に漏れるということになります。

 アベノマスクの仕様は、縦27㎝×横63.3㎝のガーゼを折りたたんで15重にし、縦9.5㎝×横13.8㎝の大きさにしますが、製造している方の言葉では、「左右1か所ずつの縫製だけですから、耐久性に乏しく、繰り返し洗うと、縮んだり型崩れしてしまう。私はこれで感染防止ができるとは思えないので使いません。」とのことです。

 既に、衆参国会議員の事務所にはアベノマスクが届いているとのことですが、国会中継を見ても、閣僚はもちろん自民党議員も着用しておらず、安倍晋三氏だけが意固地になっているようです。

 あの小さな「アベノマスク」についての皆さんの評価はいかがでしょうか。


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