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全省庁の悪弊

  • 2018年04月04日

 またもや、文書の隠蔽が明らかになりました。

 国会で「存在しない」と答弁していた防衛省のイラクPKO派遣に関わる日報です。

 もはや、文書の隠蔽は単独の省庁の問題ではなく、全省庁に共通する悪弊となっていることが明らかになりました。

 都合の悪い文書は、求められても「存在しない・破棄した」と逃れ、情報公開で求められると黒塗りの「ノリ弁」となったものしか提出をしないなど、これらのことで国民の知る権利は「画餅」と化しています。

 民主主義の根本は正しい情報を共有し、それをもってそれぞれが判断することだと思います。

 情報が行政だけに集まり、まさしく「民はよらしむべし、知らしむべからず=為政者は人民を従わせればよい、その道理を人民に分からせる必要はない」を地で行っているのが今の政権と行政と言うことになります。

 「全ての公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」憲法第15条に明確に記載されていますが、今の国の官僚はすっかり政権の奉仕者となってしまったようです。

 高級官僚に望むのは無理かも知れませんが、せめて現場で苦労されている官僚の皆さんには、公務員としての矜持を維持していただきたいと思います。


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