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全てがやっつけ仕事

  • 2020年07月23日

 GO TOトラベル(GOトラ)は、多くの課題を抱えつつの見切り発車となったことから、国民の7割の方々が問題ありと疑問を呈しています。

 22日に始まりましたが、今日に至っても、その全容が明らかにならず、対象の旅行商品も、どこの旅館やホテルがノミネートされているのかも判りませんし、ましてや助成の3割分を占めるお土産や飲食などの指定店も決まっておりません。

 何という場当たり的、かつ、ちぐはぐな制度なのでしょうか、乱暴なことを押し通すこれまでの自民党でさえも、こんな無責任なことを国民に押しつけた(?)事は無かったのでは無いかと思います。

 さて、急ぎすぎた経済対策の「GO TOキャンペーン」はこれからも次々メニューが用意されています。

 次は、「GO TOイベント(GOイベ)」ですが、スポーツ、映画、観劇、コンサート、各種イベント等のチケット代を割り引き、国民がどんどん観客になって経済の下支えをして貰おうというものですが、このGOイベもまた朝令暮改です。

 各種イベントの収容人員について、計画では8月1日から会場の人数制限を撤廃することにしていましたが、プロスポーツなどでは数万人の観客が詰めかけることから、人数制限の撤廃を一ヶ月間先送りすることにし、9月1日ということにしました。

 8月1日からの入場制限緩和を期待して、既にチケットを販売する準備をしてきたプロスポーツ関係者からは、政府のちぐはぐさに怨嗟の声も聞こえますが、既にプロ野球・サッカーは自主的に8月も入場制限をすることにしていたことから主催者側の混乱は思ったほどではありませんでした。

 しかし、結果的には事前の検討が不十分であり、GOトラに続いてGOイベも朝令暮改、楽しみにしていたファンの期待を裏切ることになりました。

 その次が、「GO TOイート(GO食)」、食事券を購入すると25%が還元されるというもので、例えば10,000円の支払いで12,500円分のチケットが購入できるという経済対策です。

 このことには問題ないのですが、疑問なのは予約サイトを通じて予約した場合一人当たり昼食で500円分、夕食で1,000円分のポイントが還元されるというシステムです。

 消費者としてはお得感が満載ですが、単純に考えると予約サイトを通じて夕食を予約し、1,000円分の食事をすると、1,000円分のポイントが付与される。すなわち、1,000円使ったら1,000円分がポイントで戻ってくる。と言うことは「タダ(無料)」で食事が出来てしまうということになります。

 こんなことは、何かの間違いだと思いますし、そのうち訂正がされると思いますが、これも「やっつけ仕事」になっており、十分に検討した制度とは思えません。


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