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入国緩和

  • 2020年09月25日

 政府は10月以降、世界各国からの入国を観光客を除く3ヶ月以上の中・長期滞在者に限定して認める方向で検討に入ったとのことです。

 これまでは、アジア圏を中心に比較的感染者が少ない国々16カ国・地域のビジネス関係者、国費留学生等に対して入国を緩和してきましたが、さらに対象を159カ国・地域に拡大し医療・文化・スポーツ・芸術の分野の他、私費留学生にも順次門戸を拡大するようです。

 そして、これまでの羽田、成田、関西の3空港に限定されていた空港が、新千歳、中部、福岡の3空港も追加され、空港検査態勢も強化されます。

 しかし、道新の関連記事では、欧州やアジア、中東などでは入国を解禁した結果、感染者が増加し、その原因が海外からの入国者による疑いが強いとして再び規制を行う国が続出しているとか。

 日本は最近、新規感染者が一時より少なくなっていますが、完全に下火とはなっていません。

 19日からの4連休では、多くの人々が域外に出て観光地も久しぶりの人出となりましたが、そこから2週間経過するまでの間が心配です。

 10月からは東京都のGO TOトラベルが解禁となり、これで国内はコロナ前の自由移動が始まりますし、さらに、海外からの渡航が条件付きとはいえ緩和されることで他国のような例にならないのか、そして、北海道も新千歳空港が受け入れ空港となり、ここから来日者が全道に広がる事になります。

 中・長期滞在者に限定されますが、感染していても症状が出ない、また、疑似陰性の方がいないとも限りません。

 リスクを伴う判断は、リスクが生じた時のことも想定して行わなければなりませんが、国民に対して納得できる説明は全くありません。

 このように、経済最優先でなし崩し的に規制を緩和するのはいかがなものでしょうか。


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