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修正エンゲル係数

  • 2019年03月26日

 エンゲル係数が上昇している事が明らかになったことから、統計局はアベノミクスの効果が疑われることを懸念し、これまでのエンゲル係数の計算方式が時代の変化に対応していないとの見解を出して新たな「修正エンゲル係数」の指標を公表しました。

 エンゲル係数は、家計の消費支出額に占める食料費の割合で、高ければ高いほど食料品以外に支出を回す余裕が無く生活水準が低いことを表します。

 2005年に2人以上家庭のエンゲル係数は22.9%と最低を記録、その後は23%で推移していましたが、2013年から上昇し始め2016年には25.8%まで上昇しました。

 これは、アベノミクスで国民の生活が苦しくなったことを示しますが、安倍晋三氏は国会で野党の追求に対し、「エンゲル係数の上昇は、物価変動の他、食生活や生活スタイルの変化が含まれている」と答弁、どうやら、所得が上昇しても支出を抑え、一方、デパ地下やスーパーでの惣菜購入や高級食料品の購入、外食が増えているから食料費が増えてエンゲル係数が上がったと言わんばかりです。

 詭弁もいいところだと思います。

 そのことを忖度したように、統計局がいろいろな言い訳をしてエンゲル係数の分母を大きくするように変えたのが「修正エンゲル係数」です。

 ちなみに世界のエンゲル係数は、米国19.3%、カナダ23.5%イギリス24.9%、イタリア24.4%の他、スペインが26.9%、韓国32.9%、トルコ35.5%等となっています。

 エンゲル係数は、食費支出を分子(A)とし、総支出の内 ①預貯金等 ②ローン等の借金返済 ③生命保険等各種保険 ④税金・社会保険料等 の4点を除いた他の消費支出を分母(B)として計算されますから、A÷B×100=エンゲル係数となります。

 例えば、1ヶ月の消費支出が20万円で、そのうち食費支出が5万円として計算すると、5万円÷20万円×100=25%となり、この家計のエンゲル係数は25%となります。 これが4点を加えた総支出で換算すると、4点を5万円と仮定しての計算では、

 5万円÷25万円×100=で20%となり、エンゲル係数の指数が低く計算され、数字上は国民の生活は豊になり、エンゲル係数においてもアベノミクスの効果が現れているとアピール出来ると統計局が忖度したのでしょう。

 エンゲル係数の計算は世界共通ですが、日本のエンゲル係数は世界基準を逸脱し、国際的にも信頼されない物となってしまいました。


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