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主戦場

  • 2019年06月28日

 1昨日、札幌の「シアター・キノ」で慰安婦問題を取り上げた「主戦場」という作品を観てきました。

 作品は、慰安婦問題について、「日本軍が関与しての強制連行は無く、彼女らは売春婦であり収入も得ていた」とする右派論客の櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)、ケント・ギルバート氏(米国の弁護士)、杉田水脈氏(自民党衆議院議員)藤岡信勝氏(新しい教科書を作る会副会長)、トニー・マラーノ氏(テキサス親父)、藤木俊一氏(テキサス親父事務局)などがこの問題に対して主張、一方、「日本軍が関与していた慰安婦は実在し、性奴隷となっていた」とする吉見義明氏(歴史学者)、渡辺美奈氏(女達の戦争と平和資料館事務局長)、小林 節氏(法学者)、さらに韓国のナヌムの家の関係者やジャーナリストの主張を対峙させ、関連するフィルムや米国における「慰安婦像」設置に関わるカリフォルニア州グレンデール市議会、カリフォルニア州マサチューセッツ市議会での公聴会などの映像も屈指しながら慰安婦問題を検証しています。

 シアターキノには平日の16時20分という時間帯にも関わらず、上映会場はほぼ満席で老若男女、世代等を超えた多くの方々が鑑賞していました。

 この上映は今日で最終日ですが、是非多くの方々に観てもらい何が真実なのか考えて欲しいものだと思います。

 ちなみに、この作品が多くの方々の話題となったことから、出演した右派論客の方々から商業映画となることは承知していないなどの抗議声明が出され、上映中止の要求や法的措置などで対抗すると記者会見で発表しましたが、日本軍の関与や強制連行を含め慰安婦は実在していたと主張した方々は、全く騒いでおりません。

 自らの主張に責任を持てるのであれば、映画になろうと多くの方々が鑑賞しようと泰然自若としていれば良いのでは無いかと思うのですが・・・、それとも都合が悪いのでしょうか。


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