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丸投げトンネル企業

  • 2020年06月13日

 丸投げトンネル企業の「サービスデザイン推進協議会」、国会での疑惑を解消したいがゆえの猿芝居なのか、9日に築地の本部事務所を報道陣に公開しました。

 事務所長なる方が報道陣の質問に対し、5~6人ほどしかいない事務所について「テレワークで半分以上の社員は自宅で業務を行っている」、「都内の別の場所で業務を行っているが、場所は言えない。」と答えていました。

 事務所内は、机の上にパソコンくらいしか置いていない殺風景な雰囲気で、従業員らしい方々も忙しく動き回っている事も無く、誰が見てもここが経産省の持続化給付金支給を769億円で受託した推進協議会の中枢なのかと疑問を持たざるを得ない風景でした。

 その翌日、野党の国会議員がその事務所を訪れた時の映像を報道陣がカメラに収めていましたが、何と、インターフォンは外され、内線電話も応答無し、入り口で内部に声を掛けてもシーンとしたままで、派遣されていたガードマンから「中には誰も居ません。」と伝えられました。

 長澤まさみ主演のテレビドラマ「コンフィデンスマンJP」のようではないですか。

 詐欺師集団が事務所内をそれらしくセットし、そこに役者などのキャストを配置して、さも事務所でございと誤魔化して相手を信用させ、大金をごっそり手に入れる。

 9日の事務所公開と、翌日のもぬけの殻状態はまさに、国会議員と国民を詐欺に掛けているかのようでした。

 このことについて、梶山経産相は予算特別委員会で「実態があるという前提で契約した。」とついつい言ってしまい、その後に訂正をしましたが、契約をした経産相が推進協議会の実態を全く知らなかったということであり、これだけ問題になっているにも関わらず、自身で確認もしていないとことが明らかになりました。

 いくら抗弁をしても、これが丸投げトンネル企業への委託だったことは免れず、前田中小企業庁長官の疑惑も含めてはっきりさせなければなりません。


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